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【レビュー】「ようこそ至上主義の教室へ」感想



閲覧ありがとうございます!

先日、やや遅ればせながら衣笠彰吾先生のライトノベル『ようこそ 実力主義の教室へ』を購入しました。まだ辛うじて旬かと思いますので簡単なレビューを。



※レビューを読む前に
⑴当記事は前触れなく壮絶なネタバレを含む場合がございます。極力は控えますがご理解ください

⑵こちらの記事では作品に対して一丁前に批評を行っていますが、管理人は作者である衣笠彰吾先生と作画のトモセシュンサク先生の大ファンです。
批評にて気分を害される方がいらっしゃる可能性もありますが、あくまでその大前提の元でご覧頂ければ幸いです。



概略

《ストーリー》

いやぁ画像って便利だなぁ…

最近割とよく見る(?)スクール内のカースト制度を扱った学園モノになります。

画像の通り夢のような環境が与えられた学校ながら、遅刻や授業中の私語、成績不振といった様々な要因で毎月与えられるはずのポイントはどんどんと削られます。力無き者は淘汰される。ありがちといえばありがちな設定ですね。ハイテクノロジーを駆使する近未来型の学校という舞台設定も今では書籍のみならずゲームなどでもよく見られるようになった気がします。

A~Dクラスに分けられたうちの底辺に主人公たちが位置し、そこからの下克上を狙うというあたり、「このライトノベルがすごい!」を制した、ファミ通文庫の某超有名作品を思い出させますね。(秀吉はロマン)

少し面白いと感じたのは主人公たちが評価されているのは学力のみならざることでしょうか。メインヒロインである堀北鈴音は入学試験第3位の成績でありながら最底辺であるDクラスに配属されていることからもクラス編成には学力以外の要素が加味されていることが分かります。

今回は中間テストが物語の中心となりましたが、2巻以降では謎解きやミステリーといった頭脳戦に加えてスポーツなどの要素も加わってくるかもしれませんね。


《登場人物》※メインのみ
☆綾小路清隆

衣笠先生の18番【能ある鷹は爪を隠す型ハイスペック主人公】。相当なキレ者でありながら、とある事情でその能力を隠して生きているというベタが服を着て歩いているような主人公。王道ではありますが、こういう主人公が物語終盤でシュババッと問題解決するという展開はやはりスカッとします。

☆堀北鈴音

定番のクール毒舌女子。風貌的にも設定的にもラブコメ間違えてる某人気作品のヒロインを思い出させますね。高学力ながら他者を遠ざける孤独な存在。

☆櫛田桔梗

八方美人系女子。容姿端麗、誰にでも人当たりが(ついでにスタイルも非常に)良く、非の打ち所がない所謂「男の理想」を具現化されたような女の子。
こういうキャラクターを物語の中でどう料理するかは割とパターン化されており、ネタバレなので控えますが今回も定番中の定番な変貌を見せます。
余談ですがトモセさんにこういうタイプの女の子書かせたら右に出る人はいませんね。息子がいつもお世話になっております



感想


購入に至ったのは他でもなく、衣笠×トモセの最強コンビの作品だからです。『暁の護衛』『レミニセンス』は私の中で伝説的名作となっております。

さて作品の雑感ですが、「久々の衣笠ワールドは楽しめた。しかし、やや消化不良。2巻以降に期待」といったところでしょうか。(知ってた)
色々と書くと取り留めもなくなってしまいそうなので、良かった点と悪かった点を簡単に書きます。

《良かった》
・王道の逆転劇
衣笠さんお得意の「序盤~中盤で溜まったフラストレーションを最後に爆発させる痛快さ」というのは感じられました。スーパー主人公者は好き嫌いがありますが、私は大好きです。抱えてきた鬱憤が晴れる高揚感と言いますか、やはりゾクゾクしますね。

・今後の展開が楽しみ
ここからの展開・広げ方が数多で、2巻以降でどう持っていくのか非常に楽しみが尽きません。
…と言いながら我々はいつも裏切られてきたんですけどね!てか暁の護衛とレミニセンス完結編まだですか!?!?

・絵が美しい
トモセシュンサクは神。いくら小説とは言え、ラノベと絵はもはや切っても切れない関係なのでこれは大きなポイントですよね。HPの絵を見ただけで「あ、これ買いだわ」と思うレベル。ノベルでさえ挿絵だけで買わせしめるとはトモセさんはさすがの一言に尽きます。「トモセ絵は崩れてきた」なんて声も聞きますが、私はかけらもそうは思いませんし熱狂的信者であり続けると思います。


《うーむ…》
・ありがち
設定も登場人物も本当にありがちなのは事実。
王道ならではの面白さはありますが、衣笠さんならではの差別点をもっともっと見せて欲しいという想いもあります。コンセプトである「平等とは?」といったことも含めてありがちなので、ここからどう味付けしていくのか注目です。

・小説として…
もう一つ文章力にかけると言いますか、台本っぽいんですよね。主人公の行動や心理描写が単調かつ即的なので、純文学気味の小説を読見込んでいるような方には少し稚拙に感じられるかもしれません。
私は面白ければそれで良いオタクなのでそれほど気にしませんでしたが、パッとページを開いた時の余白の多さにに少しふふってなりました笑まぁ『ライト』ノベルですから、読みやすさという点には特化してるかもしれませんね。


大雑把ですがこんな感じです。




最後に総合点をつけてみました(実はこれがやりたかっただけ)

☆シナリオ: 28/40点
☆キャラクター: 32/40点(圧倒的トモセ補正)
☆文学性: 10/20点

☆総合: 70点/100点


少し辛口ですが、2巻以降に期待ということで。
衣笠さんの書くシナリオは本当にのめり込むくらい面白いので、「面白そうだけど、エ○ゲはちょっと…」という方はぜひぜひ読んでみてください!


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